里山の生活や文化について学ぶイベントが23日、愛媛県西条市丹原町久妙寺の丹原総合公園などであり、大勢の家族連れが果樹園での体験型謎解きゲームや空き家見学ツアーなどを通じて地域の魅力を実感した。
 市民約10人でつくる実行委員会が2014年から毎年開催。西条農業高校生が地元の農家やカフェと協力して作った「柿ナポリタン」や「牛トマトラーメン」の販売などを初めて企画した。
 新企画の体験型謎解きゲームに挑んだ参加者は、広さ約50アールの果樹園内を、各所に設けられた問題を50分の制限時間内に解きながら探索。「難しい」と頭を抱えたり、「分かった」と歓声を上げたりしていた。
 空き家見学ツアーには市内外から16人が参加し、移住体験者ら2人の案内で市内西部の5物件を訪問した。